いつもお世話になっています。
大空町女満別の電気店のナカムラデンキです。
当店では月に1度、聞こえ・補聴器相談会を実施しています。
これは聞こえの相談員が耳の状態を見たり聞こえのチェックをして、実際に補聴器の体験をしていただく趣旨で行っています。
その2024年10月24日に開催した聞こえ・補聴器相談会の様子をご紹介します。
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聞こえ・補聴器相談会を2024年10月24日に開催しました
10月20日の大空かわら版にて聞こえの相談会実施の告知をいたしました。
この告知で3名の方が連絡いただき、当日の午後1時半過ぎから相談会を開催しました。
当店ではパナソニック道北営業課補聴器スタッフをお招きして、対応していただきました。
参加者の方はどのようなことをするか怖いといった意見を聞きましたので、相談会がどのようなことをしているか説明していこうと思います。
相談会の流れでは、参加者様の写真撮影と掲載許可をいただいております。
聞こえ・補聴器相談会の流れ
お名前と生年月日を伺って、日常の耳の聞こえのヒアリングをします。
そして、耳の中を見て耳垢が詰まっていないかを確認します。
意外と耳垢が詰まっているせいで耳が聞こえないケースがあります。
続いて、聴力測定を行うため測定用のヘッドフォンを装着して、音が聞こえたら手を挙げていただく検査です。
相談員はどの音の高さが聞こえるか聞こえないかを記録していきます。
その記録したものを参加者の方に見てもらい、どの音が聞き取りにくかったかの説明を行います。
人間は歳を経る毎に高い音から聞こえづらくなってきて、電子体温計の測定終了の音が聞こえるか聞こえないかがボーダーラインとなっています。
上記の聴力検査は耳鼻科でもおなじみの検査ですが、次は言葉が正確に聞こえてるかのチェックをします。
参加者の方に片耳を塞いでもらい、相談者が言った言葉をオウム返ししてもらいます。
相談員が「あ」と言ったら、参加者が「あ」と返すといった感じで進めていきます。
実際に検査を進めていくと「き」が「い」、「た」が「あ」、といった風に子音が聞こえなかったり、「し」が「く」、「じ」が「に」という風に聞き間違いをしていることを説明します。
耳が遠くなっている方というのは、音は聞こえるのですが、言葉を聞き違いしている場合がほとんどです。
そんなことで、言ったことを聞き返したり、言葉を誤認してしまい会話が噛み合わないことが多くなるのです。
パソコンを使って、補聴器の調整を行います。
この調整では、聞こえる高さはそのままにして、聞こえない高さだけを大きくするようにしていきます。
そして、実際に補聴器を両耳に装着していただき、再び言葉が正確に聞こえるかのチェックを行います。
ここで何も着けない状態と補聴器を着けた状態で聞こえのチェックの動画を埋め込みます。
補聴器装着前の検査では20問中7問聞き違えましたが、補聴器を両耳に装着して測定すると5問聞き違いをしましたが大きく外したのは2問でした。
これは、補聴器の聞こえのボリュームをある程度絞った形でテストしのと、補聴器を使うのも慣れが必要なことが挙げられます。
こうして参加者の方の耳の聞こえをチェックして、補聴器を着けた時の違いを実感していただきます。
90代男性の聞こえ・補聴器相談会の事例
今回の聞こえ・補聴器相談会に90代の男性に参加していただきました。
この方は自分で自動車を運転してくる元気な方で、相談会中も明るく受け答えをしてくれました。
耳の中をチェックしてみたところ、片方の耳に耳垢がたまっているのを発見しました。
耳掃除をする時も綿棒などを使うと耳の奥まで押し込んでしまう場合も多いので、耳鼻科で診てもらうことを推奨しました。
ヘッドフォンを着けての聴力検査をしましたが、低い音は40代の聞こえでしたが高い音が聞き取りにくい状態でした。
その後、言葉をオウム返しをする検査で「き」が「ひ」、「つ」が「く」と聞こえたことを説明しました。
この方は高い音が聞き取りにくく、言葉の聞き違いも少ないことから様子を見ると言った形となりました。
90代女性の聞こえ・補聴器相談会の事例
もう一人の参加者が90代女性で、息子さんに連れられてやってきました。
ヘッドフォンの聴力検査したところ、左右の耳で聴力の違いがありました。
お話を伺うと、以前に右耳の鼓膜が破れてしまって、その影響で聴力が落ちたようです。
そこで、聴力の落ちた右耳のみに補聴器を装着して聞こえのチェックをしました。
耳掛け式の補聴器はマスクをしたり外したりする時に落としてしまうことから、耳あな型も試してもらいました。
補聴器を試してみて導入してもいい感じになりましたが、補聴器は高価な機器のためひとまず検討段階でお帰りになられました。
2024年10月24日開催の聞こえ・補聴器相談会のまとめ
10月24日に開催した聞こえ・補聴器相談会の模様を記事にしました。
今回は3人の方が聞こえ・補聴器相談会に参加していただきありがとうございました。
聴力検査をしていて、音自体は聞こえるのですが言葉を聞き間違えるケースが多いです。
言葉が正確に聞き取れないことは、円滑なコミュニケーションが取れなくなります。
そうすると、ふさぎ込んで孤立してしまうため、それを防ぐためには補聴器を使うのが一つの手となります。
当店では月1回に聞こえ・補聴器相談会を開催しています。
開催に際には大空かわら版やホームページ、SNSなどで告知をいたします。
参加は無料なので、気軽に聞こえの診断や補聴器を体験していただければ幸いです。